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要件事実論と民法学との対話
大塚 直・後藤 巻則・山野目 章夫 編著
A5判並製/488頁
ISBN:978-4-7857-1255-6
定価:3,300円 (本体3,000円+税)
発売日:2005年09月
在庫:品切・重版未定
詳細
要件事実論は民法の実体法規定解釈とどのように交錯するか
気鋭の民法学者等が新しいテーマに取り組んだ意欲作。 民事法研究者、実務法曹等専門家22名執筆。法科大学院学生の要件事実論ガイドとして最適。
主要目次
第1章 要件事実論の民法学への示唆
要件事実論の民法学への示唆(1)――民法学の思考様式と要件事実論(山野目章夫)
要件事実論の民法学への示唆(2)――契約法と要件事実論(後藤巻則)
要件事実論の民法学への示唆(3)――不法行為法と要件事実論(大塚 直)
要件事実論の民法学への示唆(4)――雇傭などにおける差別と要件事実論(林 陽子)
第2章 民法上の諸問題と要件事実論
民法上の一般条項と要件事実論――裁判官の法的思考(小粥太郎)
典型契約冒頭規定と要件事実論(石川博康)
善意・悪意を要件とする民法の規定の要件事実的分析(田髙寛貴)
条件および期限について(沖野眞已)
物権的請求権(松岡久和)
対抗要件を定める民法の規定の要件事実論的分析(松尾 弘)
債務不履行の構造と要件事実論――債務不履行を理由とする損害賠償請求における要件事実論と民法学(潮見佳男)
履行遅滞による損害賠償請求と要件事実(道垣内弘人)
売買契約に基づく目的物引渡請求権と代金額の確定――売買契約の成立をめぐる要件事実論と民法学の対話(野澤正光)
消費貸借をめぐる民法学説と要件事実論との対話のために(鎌野邦樹)
不動産の賃貸借を要件事実論で考える(滝沢昌彦)
要件事実論と消費者契約法(執行秀幸)
要件事実から考える安全配慮義務の法的性質(窪田充見)
請求権競合と要件事実論――不法行為と債務不履行の要件事実を中心に(前田陽一)
第3章 新しい法曹の養成と要件事実論
「要件事実論と民法学との対話」への期待(笠井正俊)
簡裁訴訟代理関係業務と要件事実――被告の抗弁と認定司法書士の簡裁訴訟代理権及び相談業務の範囲(八神 聖)
法曹養成と要件事実論(村上正敏)
法科大学院における法曹養成教育と要件事実論――弁護士の立場からの期待と提言(松森 宏)