独占禁止法と差止・損害賠償 第2版


独占禁止法と差止・損害賠償 第2版

A5判上製/200頁
ISBN:978-4-7857-1263-1

定価:3,520円 (本体3,200円+税)

発売日:2005年09月

在庫:品切・重版未定

詳細

独占禁止法違反行為に対する差止請求訴訟、損害賠償請求訴訟についての実務研究。差止請求制度導入直後の2001年6月に発刊された本書初版刊行後4年間に蓄積された判例と最新の論点を検討する。

主要目次

第1章 差止請求権
 1 差止請求権の創設(差止請求権の導入/差止請求権導入の意義/差止請求権導入の経緯)
 2 差止請求権の対象違反行為(最大の論点/独占禁止法の基本構造/差止請求が活用される行為類型/差止請求権の対象違反行為)
 3 実体規定(実体規定の概要/対象違反行為/利益を侵害され、又は侵害されるおそれがある者/著しい損害/差止命令
  ――侵害の停止又は予防/仮処分命令/主要な行為類型/担当官解説とその問題点/担保提供)
 4 手続規定(受訴裁判所/裁判所による処理体制の整備/公正取引委員会の事件処理手続との調整)
 5 私人による差止請求権の現状と課題(差止請求訴訟の最新動向/基本的な課題/差止請求権の拡充/資料収集権限の強化)
第2章 損害賠償請求権
 1 民法709条に基づく損害賠償責任(独占禁止法違反と権利侵害、故意・過失/独占禁止法違反事実の存在の推定力)
 2 民法709条訴訟と25条訴訟(709条訴訟と25条訴訟の並存/25条訴訟の制定経緯と展開/二重訴訟)
 3 25条に基づく損害賠償責任(25条訴訟の709条化(空洞化)/違反対象行為/確定審決の認定事実の拘束力/
  無過失責任/専属管轄/求意見制度/消滅時効の始期/確定審決前置/709条化の原因と今後の課題)
 4 損害・損害額(反トラスト法上の損害額算定/独占禁止法上の損害・損害額)
 5 逸失利益方式(逸失利益方式/東芝エレベーター事件/デジコン電子事件)
 6 超過請求(過払請求)――カルテルによる損害額の算定(入札談合と価格協定/入札談合に基づく損害賠償請求/
  物品納入に係る入札談合に基づく損害賠償請求/住民訴訟の要件/工事発注に係る入札談合に基づく損害賠償請求/
  違約金条項と損害賠償請求の役割)
 7 審判記録の閲覧謄写請求権(独占禁止法第69条/平成15年9月9日大高裁判決/判例の検討/あるべき制度)
 8 株主代表訴訟について(株主代表訴訟/従来の事例/責任の範囲)
◎主要法条一覧/主要関連法条一覧/主要判審決索引/事項索引

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