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株主有限責任制度の弊害と過少資本による株主の責任
後藤 元 著
A5判上製/600頁
ISBN:978-4-7857-1476-5
定価:8,800円 (本体8,000円+税)
発売日:2007年10月
在庫:在庫あり
詳細
株主有限責任制度と過少資本による株主の責任のあり方についての研究成果。
主要目次
□問題の設定
株主有限責任制度と過少資本による株主の責任
検討対象の限定と論述の順序
□「適切な自己資本」に期待されてきた機能とその評価
過少資本による責任に期待されてきた機能
最低資本金制度に期待されてきた機能
これまで期待されてきた機能の具体化と評価
小括
□アメリカ法
初期の見解
「適切な自己資本」を有限責任の条件とする見解の確立
過少資本による責任に関する議論の展開
「適切な自己資本」からの離脱
最近の「適切な自己資本」具備義務肯定説
小括
□ドイツ法
組織瑕疵責任論
主観的濫用論
規範目的論
過少資本による責任を認めたとされる判決
規範目的論への批判
自己資本補充的使用貸借
環境保護法規における過少資本による責任
小括
□解釈論による株主への責任賦課の試み
比較法的検討からの示唆
株主への責任賦課という対処の適切性
自己資本の水準か株主のインセンティブか
各論的問題点
日本法上の法律構成
小括
□結章
本稿の概要と示唆
本稿の不備と関連領域の残された問題
索引