民事証拠法論


民事証拠法論
民事裁判における事案解明

春日 偉知郎 著


A5判上製/386頁
ISBN:978-4-7857-1599-1

定価:7,150円 (本体6,500円+税)

発売日:2009年03月

在庫:品切・重版未定

詳細

民事訴訟における事案解明を中心に、情報・証拠の開示と保護を論じる。証拠法研究の集大成。

主要目次

■全体の鳥瞰
■事案解明義務論とその展開
 □事案解明義務--伊方原発訴訟上告審判決(最高裁平成4年10月29日第1小法廷判決)に即して
 □民事裁判における事案解明(論)について
 □第三者異議訴訟における事案解明--ドイツ法における訴え提起前の情報提供義務に即して
 □ドイツの「独立証拠調べ」について
■事案解明において法的に保護すべき秘匿の利益
 □民事裁判における秘密保護(非公開審理)--秘密保護の手続の概要と根拠づけを中心として
 □証言拒絶権
 □ドイツにおける行政庁の文書提出義務とその周辺問題--ドイツ行政裁判所法を中心として
■事案解明に必要な証明度と損害額の認定
 □「民事裁判における事実認定と事案解明」点描--若干の事例と理論の変遷に沿って
 □民事訴訟法第248条の「相当な損害額」の認定 □特許権侵害訴訟における損害額の認定--民事手続法の観点から
■人事訴訟における事案解明とその限界
 □父子関係訴訟における証明問題と鑑定強制(検証協力義務)--東京高裁平成7年1月30日判決からの示唆
 □ドイツの判例から見た「同意なくして行われたDNA鑑定」の人事訴訟における利用限界
  --違法収集証拠の利用禁止と個人情報をめぐる自己決定権
 □民事裁判における情報・証拠の開示と保護--問題状況と主張・立証過程における開示
索引

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