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小島武司先生古稀祝賀〈続〉
権利実効化のための法政策と司法改革
棚瀬 孝雄・豊田 博昭・山城 崇夫・大澤 恒夫 編
A5判上製/1136頁
ISBN:978-4-7857-1685-1
定価:19,800円 (本体18,000円+税)
発売日:2009年09月
在庫:在庫僅少
詳細
小島武司先生古稀記念論文集の続刊。
主要目次
●第1部 司法へのアクセス
弁護士保険(権利保護保険)揺籃期(秋山清人)
法律扶助協会の財政破綻と事業の再生――1970~80年代の経験から――(大石哲夫)
アメリカにおけるアーミッシュの司法アクセスの二面性についての考察(大河原眞美)
民事法律扶助法から総合法律支援法へ――法律扶助改革の10年――(佐川孝志)
訴訟支援と「司法へのアクセス」――英国におけるMckenzie Friend 容認の動きから見えるもの――(菅 富美枝)
司法アクセスと人びとの福祉(早野貴文)
法律扶助の魂、理論、そして政策――小島武司教授の法律扶助学をたどって――(山城崇夫)
●第2部 ADR・交渉・紛争処理
調停トレーニングと交渉理論(入江秀晃)
財団法人自動車製造物責任相談センターの活動状況について(小沢正道)
中国の行政調停に関する一考察――日本法との比較の視点から――(韓 寧)
自主交渉援助型ADRの選択と展望――行政書士による取組と課題――(北山孝次/長沼幸男)
消費生活用製品PLセンターの紛争処理の状況と課題について(黒川秀一)
商事調停モデル構築による民間ADR活性化の試み(千賀敏照)
対人支援としてのヒューマンサービス型ADR・メディエーションの社会的意義と今後の課題
――ケースマネージャー、スーパーバイザーの役割を中心に――(田中圭子)
不当調停を検証する(田中 進)
調停委員から見た家事調停の実情(棚村政行)
交渉の構造と意思決定の論理(土居弘元)
仲裁権限をめぐる紛争の解決(中村達也)
ADRプラクティス論――事実認定・法情報提供のあり方を中心に――(中村芳彦)
少額訴訟の対話過程を通した法形成――ある敷金返還請求事件を素材に――(仁木恒夫)
社会秩序形成におけるADRの可能性――市民の紛争調整ニーズに応える社会的インフラとして――(福井康太)
研究ノート 修復的司法におけるコミュニティの姿と役割(レビン小林久子)
●第3部 法学教育・法実務
法科大学院と「行政法実務」教育――「あるべき行政法」確立のための視点から――(石川敏行)
企業法務部とリーガルマインド(梅澤治為)
法科大学院における善き法実践の育成――実務家教員としての基本的視点――(大澤恒夫)
内部統制における弁護士の役割(辛島 睦)
会社法務部の日常から考える――ある自動車メーカー法務部員の業務日誌より――(佐野晃生)
日本の弁護士の国際化について(中田浩一郎)
●第4部 法理論・法政策・司法改革
匿名組合契約に関する若干の問題点(安保智勇)
韓国の行政紛争解決制度と「公共機関の葛藤管理に関する法律案」について(イン 龍澤)
ソフトローをめぐる民事機能強化と刑事抑制化の構想――医療・行政・市場・報道における予防規制――(遠藤直哉)
民事裁判のIT化(笠原毅彦)
証拠収集の容易化と訴訟社会――タブーの消滅とIT社会の到来を生かす――(河合幹雄)
職権探知主義に関する一考察――ドイツ嫡出否認訴訟にみる訴えの申立ての具体化責任――(豊田博昭)
法廷における名誉毀損――イギリス法における絶対的特権法理の射程――(山口裕博)
医事紛争と死因解明――家族への死因説明義務をめぐる一考察――(渡辺千原)