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会社法の選択
新しい社会の会社法を求めて
中東 正文・松井 秀征 編著
A5判上製/1245頁
ISBN:978-4-7857-1809-1
定価:16,500円 (本体15,000円+税)
発売日:2010年10月
在庫:在庫あり
詳細
本書は、明治から今日までの会社法制立法過程に関する歴史的分析をふまえた、かつてない、本格的研究である。 平成の時代にあっては「新会社法」が立法されるなど、頻繁に会社法(商法)改正が行われているが、本書は、明治以来、今日までの会社法立法過程を、それぞれの社会的背景、会社法制立法チャネルの変化、立法に関与した各種アクター(研究者・関係省庁・経済界・政界等ステイク・ホルダー)等の役割りと活動の変化を検証しながら、会社法改正を読み解く。 「無色透明の会社法」理論とその神話化に関する分析を通じて、ガバナンス、ファイナンス、マネジメント業務執行等の会社法立法について根本的な問題提起を行う。 現在、法制審議会会社法制部会において、「企業統治の在り方」、「親子会社に関する規律(企業結合法制)」等の会社法制の見直し作業が進められているなか、今後の立法に示唆を与えるべき貴重な実務資料といえよう。
主要目次
はじめに 社会・制度のなかでの会社法の機能変化
第1編 ステイク・ホルダーと会社法――「無色透明の会社法」理論とその神話化
第2編 規制緩和と会社法
第1章 要望の顕現――組織再編
第2章 要望の伏在――コーポレート・ガバナンス
第3編 資本市場と会社法
第1章 資金供給者と会社法
第2章 資金需要者と会社法
第4編 会計基準と会社法
第5編 技術革新と会社法
第6編 再選択をする会社法(変わらない会社法)
資料編