営業秘密管理ガイドブック〔全訂第２版〕

刑事罰に関する目的要件および処罰対象行為を拡大するなどを改正内容とする2009年不正競争防止法が2010年７月１日に施行されたことを契機に、法改正情報を反映するとともに、新しい実務上の取扱いを盛り込んで改訂。 さらに、各契約書の例文等各種サンプルについて実例をもとに更新。

◆概説
　◇営業秘密とその保護の要請
　◇営業秘密保護強化の沿革／民事的保護／刑事的制裁
　◇営業秘密の適切な管理／管理の目的／管理上の留意点／営業秘密を管理可能な「カタチ」にする
　◇営業秘密に関する事件等／遺伝子情報の持出しが問題となった事例／設計図面等の技術情報が問題となった事例／
　　顧客名簿が問題となった事例／顧客情報（個人情報）の流出／仕入価格の開示／秘密管理性が緩やかに認定された事例／
　　海外における営業秘密の開示が問題とされた事例
◆営業秘密の範囲
　◇営業秘密として保護されるための要件／秘密として管理されていること（秘密管理制）／事業活動に有用な技術上または
　　営業上の情報であること（有用性）／公然と知られていないこと（非公知性）
　◇事業活動に有用な情報／基本的な考え方／事業活動に有用な情報の具体例
◆営業秘密の具体的管理方法
　◇総論／営業秘密が外部に漏洩する形態と管理・対応の概要／秘密のレベルとレベルに応じた管理方法
　◇物的・技術的管理／物的管理（物理的および媒体取扱いに関するセキュリティの確保）／技術的管理（技術的セキュリティの確保）
　◇組織的管理／管理方針等（基本方針、基準、規程等）の策定＜Ｐｌａｎ＞／管理策の実施＜Ｄｏ＞／管理状況の監査＜Ｃｈｅｃｋ＞／
　　管理策の見直し＜Ａｃｔ＞
　◇法的管理（営業秘密管理規程・誓約書・秘密保持契約等）／法的管理の重要性とその留意点／秘密保持契約のあり方／対象者ごとの留意点
　◇人的管理／役員・従業員／派遣社員等／退職者／転入者／取引先
　◇就業規則・営業秘密管理規程・誓約書・秘密保持契約等の例文