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想定外シナリオと危機管理
東電会見の失敗と教訓
久保利 英明 著
四六判並製/128頁
ISBN:978-4-7857-1891-6
定価:1,540円 (本体1,400円+税)
発売日:2011年06月
在庫:品切・重版未定
詳細
今般の地震・津波により発生した福島第一原発事故に伴う、東京電力や政府・原子力関連官庁等による一連の事後対応・広報対応は適切であったのか
企業のコーポレート・ガバナンス、リスクマネジメントの観点から、東電の対応について論じる。
主要目次
第1章 「想定しなかった」危機の発生とリスクマネジメント
第1 本件原発事故は東電のリスク想定の失敗とリスク管理マネジメントの不在が原因である
第2 東電が確保すべき想定範囲を狭く理解しすぎた過誤は、適切な経営体制があれば回避することは可能であった
第3 利益優先主義の弊害
第2章 「想定外」危機の発生後のクライシス・マネジメント
第1 リスクマネジメントとクライシス・マネジメントとBCPの差異
第2 想定外危機は発生した瞬間から、所与のリスクとして「クライシス・マネジメント」の対象となる
第3章 東電のクライシス・マネジメントの失敗
第1 情報開示(記者会見)の失敗
第2 クライシス・マネジメント体制の失敗
第3 メディアの失敗
第4 クライシス・マネジメント失敗の原因
第5 東電の失敗から学ぶクライシス・マネジメント5カ条