医療と法の交錯


医療と法の交錯
医療倫理・医療紛争の解決

畔柳 達雄 著


A5判上製/480頁
ISBN:978-4-7857-2011-7

定価:9,900円 (本体9,000円+税)

発売日:2012年11月

詳細

臨床研究・治験における患者・被験者保護、研究目的で血液・組織等を収集する際の同意文書(いわゆる包括同意書)、医師法21条のあり方等、医療と法律が複雑に交わる問題について詳説。医療・薬事関係者、法曹関係者必読の書。

主要目次

推薦の辞
第1部 医療倫理
 座談会 医療倫理に関する論説の現代的意義――医療倫理と法的責任との関係を見据えながら
 第1章 2008年ソウル改訂の「ヘルシンキ宣言」について――改訂の背景・経緯と逐条解説
 第2章 新薬とGCP
 第3章 医薬品治験契約における損失補償条項――33事例の具体的検討
 第4章 臨床研究/試験における被験者への補償と賠償
 第5章 ヒト(人間)を対象とする医学研究に対する倫理規範の国際的潮流と日本の民事裁判
   ――T大学病院子宮体癌手術後の抗癌剤併用投与事件を契機に
 第6章 医師の裁量権と医療倫理――臨床研究と倫理委員会
 第7章 医事紛争と医師患者関係――医療事故後の事実説明義務
 第8章 「検査に使われた血液や組織、手術等で摘出された組織等の将来の医学研究への利・活用についての同意書
   ―いわゆる包括同意書―」問題を論ずるためのメモランダム
 第9章 ドイツにおける医療倫理教育
第2部 医療紛争の解決
 座談会 医療紛争に関する論説の現代的意義
 第1章 医療事故と紛争・裁判
 第2章 「医療事故」――三つの法律問題
 第3章 刑事処分と行政処分
 第4章 医師の応招義務
 第5章 医師法21条のルーツを求めて――ドイツ連邦共和国を構成する諸州の埋葬法調査
 第6章 医療事故と医療界の責任――福島県立大野病院事件の教訓
 第7章 医療事故紛争とADR――日本の医師会医師賠償責任保険制度とドイツ州医師会が設立した医療事故鑑定委員会・
   調停所制度との比較
 第8章 ドイツの医療事故鑑定委員会・調停所の活動状況と実績――日本医師会医師賠償責任保険制度の活動と対比しながら
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