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債権譲渡禁止特約の研究
石田 剛 著
A5判上製/302頁
ISBN:978-4-7857-2061-2
定価:8,580円 (本体7,800円+税)
発売日:2013年03月
在庫:在庫あり
詳細
物権変動と債権譲渡という2つの法領域を横断的に検討し、債権譲渡禁止特約の「物権的効果」という考え方の意義をいくつかの側面から再考し、債権法の基本原理に即した考察を深めた画期的研究成果。グローバル化した現代世界における債権流動化の要請と法の国際的調和の要請にも配慮するため、比較法的考察と分析をすすめる。
主要目次
第1部 民法466条2項の趣旨と規範構造
序章 はじめに
第1章 「善意」の証明責任
第2章 判例法における無重過失の意義および判断構造
第3章 譲渡禁止特約に違反した債権譲渡の「無効」
第2部 ドイツ法における債権譲渡禁止特約
第1章 はじめに
第2章 BGBにおける債権譲渡法の体系と債権譲渡禁止特約
第3章 処分制限規定の沿革――§399Satz2と§137の成立史
第4章 譲渡禁止特約に反する譲渡の効力
第5章 特約の効力制限論
第6章 近時における議論の展開
第7章 考察
第3部 譲渡禁止特約をめぐる諸問題の立法論的検討
第1章 債権譲渡法の立法課題――債権法改正検討委員会案の検討
第2章 債権譲渡禁止特約の将来像――債権者利益と担保法制の観点から
第3章 将来債権の包括的譲渡後に締結された譲渡禁止特約の効力
事項索引