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司法研修所第45期の弁護士・裁判官のうち、倒産処理や事業再生に携わる東京・大阪・京都の弁護士、東京地裁民事第20部(破産再生部)・大阪地裁第6民事部(倒産部)に在籍し、またはかつて在籍した裁判官の有志が、司法修習終了満20年を記念し、倒産事件の処理の過程で遭遇する各種訴訟手続上の問題について解説した論文集。加えて、第一線の研究者による論説も収載した、法律実務家必携の一冊。
主要目次
第1部 倒産と訴訟を巡る実務上の問題
Ⅰ 否認訴訟
Ⅱ 相殺を巡る訴訟──倒産時における相殺禁止/最判平成24・5・28を契機として
Ⅲ 債権確定訴訟
Ⅳ 倒産債権訴訟の中断と倒産債権の届出・調査・確定との関係
Ⅴ 非訟事件の当事者につき倒産手続が開始された場合の非訟事件の帰趨
Ⅵ 役員責任追及訴訟
Ⅶ 財団債権・共益債権の存否を巡る訴訟
Ⅷ 別除権の存否を巡る訴訟
Ⅸ 更生担保権の存否を巡る訴訟
Ⅹ 再生手続における担保権の実行手続の中止命令、担保権消滅許可請求、価額決定請
Ⅺ 破産財団、再生債務者財産、更生会社財産の帰属を巡る訴訟
Ⅻ 各種倒産手続が他の倒産手続に移行する場合の係属中の訴訟の帰趨
第2部 倒産と訴訟を巡る理論上の問題
Ⅰ 否認権行使を巡る紛争解決のあり方──紛争解決に関する統一的判断の実現を求めて(伊藤 眞)
Ⅱ 倒産事件における各種訴訟の立法論的課題(山本和彦)
Ⅲ いわゆる「不当性の理論」の批判的検討──否認権の根拠論によるアプローチ(中西 正)
Ⅳ 相殺を巡る訴訟(藤本利一)
Ⅴ 役員責任追及訴訟と倒産手続(中島弘雅)
Ⅵ 担保権を巡る訴訟(笠井正俊)
Ⅶ 再生手続から破産手続への移行と係属中の訴訟(松下淳一)