Catch the CASE 民法


Catch the CASE 民法

佐藤 貴則・林 道晴 編著
原田 史緒・植松 祐二・姫野 博昭・木内 雅也 著


A5判並製/244頁
ISBN:978-4-7857-2100-8

定価:2,640円 (本体2,400円+税)

発売日:2013年07月

在庫:品切・重版未定

詳細

司法研修所民事弁護教官や法科大学院で実務家教員の経験をもつ弁護士が、民法の主要判例15のケースを素材に、判例の事案や当事者の主張について解説。実務法曹として必要な判例の読み方や紛争解決のスキルを学ぶことが出来るように工夫された、画期的なケースブック。

主要目次

〈本書の使い方〉
 法律実務家はどのように判決を読み込むか
〈CASEの検討〉
  CASE 1 親権者の代理権濫用と民法93条ただし書の類推適用
  (最一判平成4・12・10民集46巻9号2727頁) Column 事前調査と証拠収集
  CASE 2 民法94条2項と110条の類推適用
  (最一判平成18・2・23民集60巻2号546頁) Column 裸の権利外観法理に飛びつかない
  CASE 3 企業実体を有しない企業に対する金融機関の融資に関する保証契約の錯誤
  (東京高判平成19・12・13判時1992号65頁)  Column 債権法の改正
  CASE 4 中間の登記を省略した真正な登記名義の回復による所有権移転登記手続請求の可否
  (最一判平成22・12・16民集64巻8号2050頁)  Column 権利者(受権者)死亡の場合の登記手続─
        一般承継人による登記申請
  CASE 5 不動産の取得時効完成後に当該不動産を譲り受けて登記を取得した者の背信的悪意者該当性
   (最三判平成18・1・17民集60巻1号27頁)  Column 背信的悪意者の要件事実について
  CASE 6 抵当権者による物上代位権の行使と目的債権の譲渡
   (最二判平成10・1・30民集52巻1号1頁)   Column 担保不動産収益執行と物上代位
  CASE 7 集合動産譲渡担保設定者による目的動産の処分
   (最一判平成18・7・20民集60巻6号2499頁)  Column いけすから逃げ出した魚
  CASE 8 財産分与・慰謝料と詐害行為取消
   (最一判平成12・3・9民集54巻3号1013頁)  Column Aの給料および役員報酬債権の存在について
  CASE 9 契約準備段階における信義則上の注意義務違反
       (最三判平成19・2・27判タ1237号170頁)  Column 契約成立前の履行の着手について
  CASE 10 土壌汚染と売主の瑕疵担保責任
       (最三判平成22・6・1民集64巻4号953頁)  Column 1 債権法の改正  Column 2 予防法務の視点
  CASE 11 小規模会社の実質的な経営者の交代と賃借権譲渡(民法612条)の該当性
     (最二判平成8・10・14民集50巻9号2431頁)  Column 賃貸人の相続と賃料の供託
  CASE 12 負担付死因贈与契約の遺言による撤回の可否
       (最二判昭和57・4・30民集36巻4号763頁)  Column 公正証書遺言の有効性立証
  CASE 13 建物建築請負契約における所有権の帰属
       (最三判平成5・10・19民集47巻8号5061頁)  Column 建築関係訴訟への専門家の関与
   CASE 14 共同相続人の一部への預金払戻しと不当利得における損失
       (最二判平成17・7・11判タ1192号253頁)  Column 相続と銀行実務
   CASE 15 退職従業員による競業行為と不法行為
       (最一判平成22・3・25民集64巻2号562頁)  Column 判例学習の意義
 ●判例索引

書籍の正誤・補訂

155頁 *参考文献* 2行目
 誤:「金
 正:「金

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