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東北大学法政実務叢書2
信託の理論と現代的展開
水野 紀子 編著
A5判上製/386頁
ISBN:978-4-7857-2213-5
定価:6,600円 (本体6,000円+税)
発売日:2014年10月
在庫:在庫あり
詳細
信託法の改正法案が国会で審議されていた2006年に発足した東北信託法研究会は、信託の将来や可能性を論じると同時に、信託について基礎的な思索を深めることを目的としていた。本書は、同研究会の活動を基礎として、研究会メンバーを中心に「信託の可能性」と「信託の意義と比較法」の二部構成でまとめられた論文集である。
主要目次
第1部 信託の可能性
第1章 大震災からの復興と信託 〔森田 果〕
第2章 クラウドファンディングと信託(覚書)〔 河上正二〕
第3章 人格権の譲渡性と信託――ヒト試料・著作者人格権の譲渡性を契機に〔米村滋人〕
第4章 いわゆるVIP株と後継ぎ遺贈信託について〔松井智予〕
第5章 信託法3条における「その他の財産処分」の意義〔中田英幸〕
第2部 信託の意義と比較法
第1章 財産権・契約・信託〔森田 果〕
第2章 日本相続法の特徴について〔 水野紀子〕
第3章 イギリス法における信託違反に対する第三者の幇助責任――不正の認定基準を中心に〔櫻井博子〕
第4章 コモン・ロー体系におけるトラストがフランスのフィデュシに及ぼす影響
〔ヴァレリオ・フォルティ(中原太郎訳)〕
第5章 フランス民法典における「信託」について〔中原太郎〕