論点詳解　平成26年改正会社法

本書は、研究者の視点から一歩踏み込んだ検討や問題提起がされている点に特徴があり、分析と検討の深さの点において、会社法の勉強や研究をする方々だけでなく、会社法の実務に携わる方々にとっても、有益な書物になっている。

はしがき〔神田秀樹〕 第1章　平成26年改正の概要（総論）〔後藤　元〕 第2章　取締役会の監督機能の強化─コンプライ・オア・エクスプレイン・ルールを中心に〔田中　亘〕 第3章　監査等に関する規律の見直し─監査等委員会設置会社制度の創設を中心に〔松元暢子〕 第4章　資金調達におけるガバナンス〔松尾健一〕 第5章　多重代表訴訟等の手続に関する諸問題─持株要件・損害要件・補助参加〔加藤貴仁〕 第6章　企業集団内部統制〔齊藤真紀〕 第7章　特別支配株主の株式等売渡請求〔飯田秀総〕 第8章　キャッシュ・アウト─全部取得条項付種類株式・株式併合〔舩津浩司〕 第9章　子会社株式の譲渡・組織再編の差止め〔松中　学〕 第10章　組織再編等における株式買取請求 〔小出　篤〕 第11章　会社分割等における債権者の保護 〔得津　晶〕 第12章　発行可能株式総数に係る規律・株主名簿の閲覧謄写請求の拒絶事由〔山下徹哉〕