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- 契約法の現代化Ⅰ

詳細
本書では、1980年代から2000年代にかけて契約規制の現代化が要請され、民法の解釈や特別法――特に消費者契約法、特許法、借地借家法――の制定・改正・解釈等を通じて対応が試みられてきた状況を明らかにする、13編の論文を収録。民法の現代化における、契約規制のあり方を論じた意欲作。
主要目次
第1部 民法における契約規制の現代化
第1章 取引関係における違法行為をめぐる制度間競合論―総括
補章 取引関係における違法行為をめぐる制度間競合論――総括報告
第2章 民法における「合意の瑕疵」論の展開とその検討
第3章 民法における公序良俗論の現況と課題
第2部 契約規制の現代化と消費者契約法
第4章 消費者契約における契約内容の確定
第5章 消費者契約立法と不当条項規制――第17次国民生活審議会消費者政策部会報告の検討
第6章 消費者契約法と情報提供法理の展開
第7章 消費者契約法の意義と民法の課題
第8章 消費者契約法の法典化と民法の現代化
第9章 消費者契約法の将来像
第3部 契約規制の現代化と職務発明
第10章 職務発明と契約法――契約法からみた現行特許法の意義と課題
第11章 職務発明の対価規制と契約法理の展開
第4部 契約規制と借地借家法
第12章 借地借家法による賃料増減規制の意義と判断構造――「強行法規」の意味と契約規制としての特質
事項索引