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永く第一線で実務に携わってきた著者の経験を語る回想録として、商事法務ポータルのタイムラインで好評を得た連載をまとめた。書籍化に際して、かつて監査役であった著者の監査役生活について企業法務の観点から綴った「法務部と監査役」を追加。
主要目次
はじめに
Ⅰ 企業法務と私
Ⅱ Freshmanのために――若いうちにこれだけはやっておこう
実務の基本をきっちりと理解する
一義的な意味を持つ文章を書く
契約書条項作成の基礎知識とノウハウの習得に努める
契約書作成のコツ
商業登記簿・不動産登記簿をきっちりと読む
印紙税法を勉強する
印鑑・印影、契約名義人やその表示、確定日付についての基本的な知識を得る
日本法のきっちりとした理解が全ての基本
上司に信頼される
Ⅲ Sophomoreのために――勉強しよう、「知らない」ということを知ろう
「知らない」ということを知ろう
1年間に500時間勉強をしなさい
会社生活を楽しく過ごす四つの基本
英文雑誌を読もう
調べた結果はきっちりと纏める
専門誌の読み方の一つのヒント
“例えば”に注意すること
Ⅳ Juniorのために――広い視野をもとう
聞く力、分析能力を高めよう
なぜ契約書を作るのか
契約書の本質は何だろうか
リーガル・マインドと企業法務のA.B.C.D.E.
素直に考えることとバランス感覚を持つこと
代替案の提出により信頼を得る
誠実な対応を心掛ける
心を籠めて仕事をする
何か足そう、何か引こう――漫然と仕事をするな
座席の配置、座る席を考える
パイの分け方、オレンジの分け方
食事の効用
“はやめ”の楽しみ
通訳を通しての契約交渉や法律調査に際しての留意点
寄託原材料・売渡商品の引き揚げについて考える
Ⅴ Seniorのために――将来を見据えよう
企業の良心
違法行為は許さない
企業法務の担当組織について考える
臨床法務・予防法務・戦略法務
社外専門家との連携
法律事務所との関わり
顧問弁護士
リーガル・オピニオン
組織としての力
契約書雛型について考える
解説書やマニュアルの作成による法務業務の効率化と法務部員のレベルアップ
社内LANと法務部
社内講習会の講師
社外発表と「恩返し」
不祥事への対応
立法への関与
法務部への期待
企業法務を通じての友人、法務部の将来像
Ⅵ スランプ状態とその対応を考える
Ⅶ 法務部と監査役
監査役としてどのように行動したか
法務部と監査役の連携を考える