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- D&O保険の先端 Ⅰ

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会社役員賠償責任保険(D&O保険)をめぐって、かつては経営者個人負担の考えが主流であったが、近時では、会社負担にすることで経営者のリスク軽減となり、ひいては企業価値の向上とステークホルダーの満足に繋がるとの見解が主流となっている。D&O保険をめぐる最新の動きを踏まえ、企業に信頼できる処方箋を提供する。
主要目次
第1章 D&O保険について(総論)
1 はじめに
2 D&O保険の概要
第2章 保険料の全額会社負担の解禁
1 D&O保険の保険料の税務上の取扱いの変化
2 役員の個人負担が求められた経緯
3 会社法解釈指針で示された手続
4 会社法解釈指針で示された手続実施にあたっての実務上の留意点
5 社団法人の役員とD&O保険
6 会社全額負担解禁のインパクト
7 グループ会社とD&O保険
第3章 免責条項/告知義務/通知義務に関する実務上の諸論点
1 想定事例
2 免責の分離条項
3 類型ごとに免責事由の分離の有無に差がある理由
4 告知の分離条項
5 告知義務、通知義務の時系列についての整理
6 延長報告制度との関係
7 保険会社の変更に伴う実務上の留意点
8 D&O保険とその他の保険との関係