独禁法のフロンティア


独禁法のフロンティア
我が国が抱える実務上の課題

上杉 秋則・山田 香織 編著


A5判並製/424頁
ISBN:978-4-7857-2690-4

定価:6,270円 (本体5,700円+税)

発売日:2019年01月

在庫:在庫僅少

詳細

我が国の独禁法実務を改革するにあたり、その方向性を示す論集

第一線で活躍する研究家、著名事件を扱う実務家等が独禁法に関する幅広いテーマを取り上げ、現在問題となっている実務上の課題とその解決の方向性を指し示す論集。

主要目次

第Ⅰ部 総論的な論点
 第1章 独禁法の行政的エンフォースメントの再評価―公取委による「安上がりな」法実現の現状とその評価…栗田 誠
 第2章 市場支配力の形成・維持・強化から競争機能侵害へ―最高裁4判決が促す「競争の実質的制限」の意義の再構築…越知 保見
 第3章 独禁法の労働契約への適用―公取委人材報告書を契機として…多田 敏明
第Ⅱ部 カルテルに関する論点
 第4章 不当な取引制限の行為要件とその立証…萩原 浩太
 第5章 カルテル規制の新たなフロンティア―アルゴリズムとカルテル…山田 香織
 第6章 企業グループに対する法的措置とグループとしての法令遵守体制の在り方―課徴金制度改正に関する独禁法研究会報告書を踏まえて…向 宣明
第Ⅲ部 私的独占・垂直的制限に関する論点
 第7章 JASRAC事件による排除行為概念の深化と課題…越知 保見
 第8章 排他リベートによる市場閉鎖効果はどのように分析すべきか ―インテル事件が示唆する新たな分析方法…上杉 秋則
 第9章 垂直的制限行為に関する独禁法解釈論上の論点について―流通・取引慣行ガイドラインの改訂後に残された課題は何か…上杉 秋則
 第10章 インターネット取引と選択的流通―Coty事件等の近時の欧州の事案を題材に…木村 智彦
第Ⅳ部 M&Aに関する論点
 第11章 グローバル経済下の企業結合届出制度のあり方―日本の問題はどこにあるか…上杉 秋則/山田 香織
第Ⅴ部 知的財産権・規制分野に関する論点
 第12章 知的財産権法と独占禁止法の交錯状況の解消に向けて―標準必須特許問題を素材として…西村 元宏
 第13章 ガス事業分野における自由化とEU競争法―仕向地条項を中心として…細田 孝一
 第14章 独禁法の農業協同組合活動への適用―共同販売と系統外出荷制限、公正競争阻害性の判断について…高橋 善樹

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