役員人事の法制度
経営者選解任と報酬を通じた企業統治の理論と機能

経営者人事を通じ、企業統治に関する法的規律のあるべき姿を示す１冊

コーポレート・ガバナンス改革の最重要項目としてあげられる、経営者の人事。上場会社の経営者選解任・報酬の法規制をアメリカ・ドイツの法規制と比較し、コーポレート・ガバナンス改革の基礎にある考え方を探求するとともに日本のコーポレート・ガバナンスに関する法的規律のあるべき姿を示す。

津野田 一馬 大阪大学大学院法学研究科准教授

第１編　経営者監督の基礎理論（モニタリング・モデルの生成と発展；経営者監督における取締役会と株主の機能―アメリカにおける議論）
第２編　経営者の選解任（日本の現状と課題；アメリカにおける経営者選解任とその規制；ドイツにおける経営者選解任とその規制　ほか）
第３編　経営者の報酬（日本の現状と課題；アメリカにおける経営者報酬とその規制；実証研究の状況　ほか）