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2020年法学検定試験問題集 スタンダード<中級>コース
A5判並製/1036頁
ISBN:978-4-7857-2775-8
定価:4,290円 (本体3,900円+税)
発売日:2020年03月
在庫:絶版
詳細
主要目次
書籍の正誤・補訂
■282頁・民法 問題74 解説3
解説3の末尾につぎの文章を加える
本問で仮にBが弁済前の通知を怠っていたと評価される場合には,ABいずれが他方に求償できるのかを検討する必要が生じる。というのも,一方で,Bが事前の通知を怠っていたことに注目すれば,Aは,自分の弁済を有効と主張できることになり(民443条1項前段),Bに求償できることになるが,他方で,Aが事後の通知を怠っていることに注目すれば,Bの方が自分の弁済を有効と主張でき(民443条2項),AはBに求償できないことになるからである。判例(最判昭57・12・17民集36・12・2399)は,民法443条2項は,事前の通知を怠った者をも保護する趣旨ではないとして,本件でいうAからの求償を認めている。
■312頁・民法 問題97 解説4
誤:4.誤り。民法591条3項は,……と定めている(民136条2項ただし書も参照)。Bは,期限前の償還によってBに損害が生じたことおよびその額を主張立証して,Aに対し損害賠償を請求することができる。もっとも,Bは返還された金銭を他に貸すことができる場合もあるから,残りの期間の利息に相当する金額が当然にBの損害となるわけではない。
正:4.誤り。民法591条3項は,……と定めている(民136条2項ただし書も参照)。Aは,期限前の償還によってAに損害が生じたことおよびその額を主張立証して,Bに対し損害賠償を請求することができる。もっとも,Aは返還された金銭を他に貸すことができる場合もあるから,残りの期間の利息に相当する金額が当然にAの損害となるわけではない。
■347頁・民法 問題128の最終行
■362頁・刑法 問題6 解説3
誤:……殺人罪(刑199条)は,国民の国外犯に規定されており(刑3条6号),……
正:……殺人罪(刑199条)は,国民の国外犯に規定されており(刑3条7号),……