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- 基礎から読み解く社外取締役の役割と活用のあり方

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コーポレートガバナンスの主役たる社外取締役の役割についての実務解説書
ガバナンスの柱として重要性が増している社外取締役であるが、その具体的な役割は何か。会社側はどう活用すればよいか。本書はそうした疑問に答えつつ、実務上留意すべき点につき、会社、社外取締役双方の視点から、具体的な場面ごとに解説。筆者の社外取締役としての実務経験も豊富に盛り込んでいる。
塚本 英巨 アンダーソン・毛利・友常法律事務所 弁護士
主要目次
序 章 なぜ「社外取締役」が求められるのか?
Ⅰ 社外取締役の役割は「業績の悪い経営トップのクビを切る」こと
Ⅱ 社外取締役に期待される主な役割とは?
Ⅲ 「社外監査役」では足りないのか?
Ⅳ 何名・何割の社外取締役を置けばいいのか?
第1章 社外取締役が知っておきたい基礎知識
Ⅰ 社外取締役と独立社外取締役・独立役員
Ⅱ 社外取締役が知っておきたいキーワード
第2章 業務執行者に対する「監督」とは?
Ⅰ 総論――守りのガバナンス(ブレーキ)と攻めのガバナンス(アクセル)のバランス
Ⅱ 取締役会の意思決定機能をどのように捉えるか?――取締役会は細かいことには口を出さない
Ⅲ 取締役会の監督機能の強化に向けた近時の動き
第3章 社外取締役への就任の要請時におけるポイント
Ⅰ 会社側の視点から確認すべきポイント
Ⅱ 社外取締役候補者の視点から確認すべきポイント
Ⅲ 就任するにあたって留意すべきその他のポイント
第4章 社外取締役への就任後のポイント
Ⅰ 社外取締役が認識・配慮すべきこと
Ⅱ 会社側が配慮すべきポイント
Ⅲ 社外取締役と株主総会・その他関係者との関係・連携
Ⅳ 社外取締役の「トレーニング」――工場や支店、営業所の見学で満足していないか
Ⅴ 社外取締役が負う責任
第5章 社外取締役の活用及びそのための工夫
Ⅰ 任意の指名・報酬委員会の設置と委員への就任
Ⅱ 社外取締役の取締役会議長への就任
Ⅲ 筆頭独立社外取締役
Ⅳ 独立社外者のみの会合
Ⅴ 株主との対話
Ⅵ 親会社・支配株主との利益相反取引のチェック
第6章 社外取締役の再任時のポイント
Ⅰ 会社側の検討ポイント
Ⅱ 社外取締役側の検討ポイント
第7章 社外取締役を巡る今後の展望
Ⅰ 社外取締役の割合を増やすことの圧力
Ⅱ より高い独立性を備えることの圧力
Ⅲ 社外取締役となるべき人材の選別――弁護士、会計士、学者、元官僚で十分か?スキルマトリックスの作成も
事項索引