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内部通報制度の理論と実務〔第2版〕
弁護士法人 中央総合法律事務所 編
A5判並製/454頁
ISBN:978-4-7857-2962-2
定価:3,850円 (本体3,500円+税)
発売日:2022年05月
在庫:在庫あり
詳細
消費者庁策定「指針」および「指針の解説」の内容を踏まえた実務に役立つ解説書
令和4年6月1日の改正公益通報者保護法の施行に向けて、消費者庁が策定した「指針」及び「当該指針の解説」を踏まえて初版から記述内容をアップデート。より実効性のある制度を構築し、運用していくために法制度の趣旨から実務上の対応までを詳説した好評書の第2版。
主要目次
序論
第1節 序
第2節 企業不祥事の発見ルート
第3節 内部通報制度の位置付けとその効用
第4節 内部通報制度構築の基本的観点
第5節 内部通報制度と取締役・監査役の任務懈怠責任
第6節 結語
第1編 理論編
第1章 内部通報制度の意義・目的・機能
第1節 序
第2節 内部通報制度の意義・目的
第3節 内部通報制度が果たす機能・効果
第4節 結語
第2章 公益通報者保護法の概要とその展開
第1節 序
第2節 公益通報者保護法の概要
第3節 公益通報者保護法の今後の展開
第3章 内部通報制度の現状
第1節 序説
第2節 公益通報者保護制度に関する実態調査
第3節 先進的企業における取組み
第4章 内部通報制度の構築
第1節 序
第2節 通報者と通報対象事実の範囲
第3節 通報窓口の整備
第4節 内部通報に基づく調査・是正措置
第5節 通報者の保護
第6節 内部通報制度に関するモニタリング
第7節 不適切な通報に対する対処等
第8節 補論――内部通報制度認証
第5章 内部通報制度の課題
第1節 序
第2節 内部通報制度の普及に向けた課題――特に中小規模事業者について
第3節 内部通報制度の実効性向上に向けて
第4節 むすび
第2編 実務編
第1章 序
第2章 経営幹部の関わる不祥事と内部通報制度
第1節 序
第2節 事例紹介
第3節 社外取締役や監査役を通報窓口とする内部通報制度の整備
第3章 グループ会社における内部通報
第1節 グループ内部統制システム
第2節 親会社の内部通報窓口設置の必要性
第3節 親会社の内部通報窓口の実態
第4節 グループ内部通報制度の構築
第5節 子会社の従業員からの内部通報と親会社の責任
第4章 取引先・サプライチェーンと内部通報制度
第1節 序
第2節 サプライチェーンと企業の内部統制
第3節 サプライチェーンに関連する不祥事事例の検討
第4節 取引先やサプライチェーンにおける不正行為等と内部通報制度
第5節 内部通報制度設置事業者における不正行為等と取引先の役職員からの通報
第5章 ハラスメントと内部通報制度
第1節 序
第2節 内部通報制度におけるハラスメント問題の位置付け
第3節 ハラスメント問題を取り巻く法律上の規律
第4節 ハラスメント問題に関する専門の相談窓口と内部通報窓口の棲み分けおよびそれらの運用
第6章 製品不正・データ偽装と内部通報制度
第1節 序
第2節 製品不正・データ偽装事案の特徴
第3節 製品不正・データ偽装とその具体例
第4節 製品不正・データ偽装と内部通報制度のあり方
第7章 金融機関の不祥事と内部通報
第1節 序
第2節 内部通報制度の実効性向上
第3節 不祥事件届出ないし事故届出の制度を踏まえた通報制度の整備
第4節 結語
第8章 中小企業における内部通報制度
第1節 中小企業において内部通報制度を導入する有用性
第2節 中小企業が内部通報制度を導入する上での課題と対応
第3節 社内規程例(中小企業版)