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コーポレート・ガバナンスの研究
前田 重行 著
A5判上製/400頁
ISBN:978-4-7857-3174-8
定価:8,250円 (本体7,500円+税)
発売日:2025年07月
在庫:在庫あり
詳細
コーポレート・ガバナンスを比較法的視点から検討した著作集
コーポレート・ガバナンス研究の初期から、アメリカ、ドイツ、イギリス、EUそしてわが国の議論を詳細に分析した著者30年間の研究の集大成。
前田 重行 元法政大学・筑波大学・学習院大学教授
主要目次
第一編 コーポレート・ガバナンス
第一章 アメリカ会社法におけるコーポレート・ガバナンスの研究と体系化
― 「コーポレート・ガバナンスの原理:分析と勧告」第Ⅲ編・第ⅢA編 会社の構造の考察―
第一節 序論
第二節 第三編 会社の構造:取締役および役員の職務と権限;大公開会社における監査委員会
第三節 第ⅢA編 取締役会およびその主要な内部監督委員会に関する会社実務慣行のための勧告
第二章 ドイツにおけるコーポレート・ガバナンスの発展
第一節 序論―ドイツにおけるコーポレート・ガバナンスの問題―
第二節 ドイツ株式会社法における経営監督制度の改革
第三節 コントラ法(KonTraG)による立法的改革
第四節 監査役会の監督機能と業務執行に対する関与
第五節 コーポレート・ガバナンスにおける金融機関の監視機能
第六節 ドイツにおけるコーポレート・ガバナンス・コードの創設
第三章 EUにおけるコーポレート・ガバナンスの改革―経営管理機構の改革について―
第一節 序説
第二節 ヨーロッパ会社法におけるコーポレート・ガバナンス・システムの形態―単一型と二元システム(二層システム)型―
第三節 ヨーロッパ会社法におけるコーポレート・ガバナンスの改革―経営に対する監視・監督機能の改善―
第四節 ヨーロッパのコーポレート・ガバナンス改革における新たな規整方式
第五節 むすび
第二編 株式会社法の変化とこれからの方向―株主至上主義の修正と株式会社における株主以外のステークホルダーの考慮―
第一章 序論
第二章 株式会社法におけるステークホルダーの考慮の方式
第一節 総説
第二節 株式会社におけるステークホルダーの利益の考慮
第三節 わが国における状況
第三章 英国会社法におけるステークホルダーの利益の考慮の方式
第一節 総説
第二節 二〇〇六年会社法以前の状況
第三節 二〇〇六年会社法に至るまでのステークホルダーの利益の考慮についての検討
第四節 二〇〇六年会社法における一七二条一項
第五節 二〇一六年グリーン・ペーパーによる改革の方向
第六節 コーポレート・ガバナンス・コードにおけるステークホルダーの取扱い
第四章 ドイツにおけるステークホルダーの考慮と会社への関与の方式
第一節 緒論
第二節 ドイツにおける共同決定制度―従業員参加のシステム―
第三節 ステークホルダーに対する取締役の考慮義務
第四節 コーポレート・ガバナンス・コードにおけるステークホルダーの利益の考慮
第五章 わが国会社法におけるステークホルダーの利益の考慮とその方向