特許制度140周年
特許審査審判を取り巻く新たな潮流
塩月秀平先生喜寿記念論文集

淺見 節子・澤井 智毅・高倉 成男・土井 俊一・松田 一弘 編


A5判上製/700頁
ISBN:978-4-7857-3181-6

定価:13,200円 (本体12,000円+税)

発売日:2025年09月

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詳細

知財実務家必読の特許庁審査官・審判官等による27論考

特許制度140周年の節目に元知財高裁裁判長、塩月秀平先生の喜寿を記念して刊行する論文集。特許庁審査官、審判官を中心に構成する塩月勉強会での裁判例、審査審判実務と制度運用への研究成果が結実。知財で活躍する弁護士・弁理士等実務者、研究者に向け、特許制度の到達点を示す。

淺見 節子 明治大学専門職大学院法務研究科客員教授・弁理士
澤井 智毅 世界知的所有権機関(WIPO)日本事務所所長
高倉 成男 明治大学名誉教授・弁理士
土井 俊一 一般財団法人知的財産研究教育財団 顧問
松田 一弘 元京都大学法学研究科教授

主要目次

塩月秀平先生喜寿記念論文集刊行に寄せて(飯村 敏明)
塩月秀平先生の喜寿をお祝いして(淺見 節子・澤井 智毅・高倉 成男・土井 俊一・松田 一弘)
はしがき
 
第1部 特別寄稿 
 複数の当事者等が関与する審判請求手続とその審決取消訴訟の適法性(東海林 保) 
 パテントリンケージに対する司法審査─営業誹謗行為を通じての司法判断の可能性(大野 聖二)  
 ソフトウエア関連発明の発明該当性について(高倉 成男)  
 審査基準の振返りと優先権の審査基準について(淺見 節子)  
 
第2部 知財論考 
 第1節 知的財産制度、特許権等の活用
  大学等における知的財産の活用の課題─医療関連発明について(水落 登希子)  
  オープン・イノベーション時代における、共有特許の第三者実施許諾に関する制度についての考察
  ─特に産学連携の視点から(角張 亜希子)  
  種苗法における判定制度の在り方についての若干の考察(麻川 倫広)  
 第2節 審査審判手続
  特許審査における職権取消しについて(多田 達也)  
  審決取消訴訟(査定系)における被告について(ex parte or inter partes?)(道祖土 新吾)  
 第3節 特許要件(1)─発明の成立性
  発明該当性について─温故知新(岡田 吉美)  
  我が国では、太陽の下で人がなしたあらゆる創作が保護対象となるか─発明該当性要件の水際
  ─発明該当性と進歩性の狭間で(宮崎 賢司) 
 第4節 特許要件(2)─記載要件
  プロダクト・バイ・プロセスクレームに関する審査・審理と裁判例について
  ─実務者が考慮すべき留意点の検討(田村 聖子)  
  サポート要件の役割と運用の諸問題について─実施可能要件等の特許要件との比較を通じて(瀬良 聡機)  
 第5節 特許要件(3)─新規性・同一性・進歩性
  半世紀における特許審査審判実務の変遷─発明の同一性(絶対新規性)・進歩性・補正適否の観点から(柴田 和雄)  
  最近の特許審査の進歩性判断における阻害要因に関する研究(谷治 和文)  
  進歩性の判断枠組み─公知技術と近隣接する発明を含み得るクレームへの
  判断指針としての適切性確保の観点から(戸次 一夫)  
  特許出願に係る発明の新規性・進歩性の判断における後知恵について
  ─法科学における認知バイアスの排除方法の適用の試み(田畑 覚士)  
  「引用発明適格性」に関連する課題の考察(長谷川 聡一郎)  
 第6節 特定分野・特殊クレームに対応した特許実務
  除くクレームに対する一考察(主に化学系以外の分野)(佐久 聖子)  
  除くクレームにおける実務的観点での考察─化学分野の発明において(阪﨑 裕美)  
  用途発明の特許審査に関する一考察(神野 将志)  
  「構造を有するデータ」及び「データ構造」関連 クレームに関する考察(岡北 有平)  
  英国におけるAI 関連発明の特許適格性について(金木 陽一) 
 第7節 特許審判と特許訴訟の実務
  特許無効審判の在り方及び特許無効審判に係る審決取消訴訟の在り方(川田 篤)  
  審判の果たすべき役割についての一考察─経皮的分析物センサを適用するためのアプリケータ
  事件を題材として(渋谷 知子)  
 第8節 特許権の設定と権利解釈(侵害、均等)
  発明者が創作した発明としての特許発明(相崎 裕恒)  
  特許法39 条における「実質同一」と均等論における「均等」の狭間で(平井 隼人)  

塩月秀平先生略歴・主要業績一覧
あとがき
執筆者紹介

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