財務・非財務情報の実効的な開示 

別冊商事法務No.431
財務・非財務情報の実効的な開示 
ESG投資に対応した企業報告

井口 譲二 著


B5判並製/156頁
ISBN:978-4-7857-5265-1

定価:2,970円 (本体2,700円+税)

発売日: 2018年03月

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詳細

企業報告の変革の状況とその背景にある企業と投資家の行動の変化について考察。 企業報告における財務情報の適正性確保に向けた財務報告サプライチェーン再強化の国内外の動向、非財務情報分析のためのESGの重要性、ESG定着に向けたグローバル動向、非財務情報開示の各国の動向と国際的な枠組みを紹介。また、非財務情報の実効的な開示をベストプラクティスを用いて解説。

主要目次

第Ⅰ部 新たな投資の潮流──長期志向の潮流と投資行動の変化──
第1章 新しい投資の潮流──長期志向(Long termism)の広がり──
 1 はじめに
 2 スチュワードシップ・コードとは
 3 スチュワードシップ責任と受託者責任
 4 日本版スチュワードシップ・コードと企業報告
 5 まとめ
第2章 財務報告サプライチェーンの再強化
 1 はじめに
 2 財務報告サプライチェーン
 3 監査報告書の透明化に投資家が期待すること
 4 まとめ
(補論)監査法人のガバナンス・コード
第Ⅱ部 非財務情報とESG情報の実効的な開示
第3章 非財務情報の有用性の高まり
 1 はじめに
 2 スチュワードシップ・コードへの署名と投資行動の変化
 3 ファンダメンタルズ分析と非財務情報の有用性の高まり
 4 ESG評価が投資判断へ与える影響──よい会社はよい投資対象
 5 ESG定着に向けたグローバルの動向
 6 企業のビジネスモデルの変容
 7 変容するESG評価
 8 まとめ
(補論)ESG投資とSRI投資
第4章 非財務情報に関する企業報告の枠組みと課題
 1 はじめに
 2 企業報告の役割と目的
 3 非財務情報報告の枠組み(ルールベースの枠組みの動向)
 4 国際的枠組み(International framework)について
 5 国際的枠組み間の共存と投資家の各枠組みの活用方法
 6 国際的枠組みに重要な影響を与える要因:TCFD・SDGs
 7 まとめ
第5章 中長期投資家にとっての有用な非財務情報の実効的な開示
 1 はじめに
 2 非財務情報提供における新たな課題とESG情報の重要性の高まり
 3 持続的な企業価値向上に資する企業行動と情報開示
 4 企業・投資家の対話チャンネルの整備の必要性:ESGギャップの解消
 5 まとめ

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