コンプライアンス・内部統制ハンドブックⅡ


コンプライアンス・内部統制ハンドブックⅡ

中村 直人 編著


A5判上製/440頁
ISBN:978-4-7857-2717-8

定価:6,160円 (本体5,600円+税)

発売日: 2019年05月

詳細

心理学、AI・IoTを活用した、コンプライアンス・内部統制の新しい手法を示す

近年続く企業の不祥事から、法令遵守を人の判断・善意に依存させる仕組みの構造的な限界が明らかになってきた。本書は、「組織の心理学」の知見やAI・IoTなどの先端技術の採用など「科学的なコンプライアンス」という概念を提示し、コンプライアンス・内部統制の新しい手法を切り開く。

主要目次

第Ⅰ編 判例の最新動向を踏まえたコンプライアンス・内部統制 第1章 コンプライアンス・内部統制関連の判例の最新動向  Ⅰ 取締役の責任に関する最新判例  Ⅱ 日本システム技術事件以降の内部統制関連判例の潮流 第2章 日本システム技術事件を踏まえた内部統制システムの構築  Ⅰ 日本システム技術事件最高裁判決の重要性  Ⅱ 通常想定されるリスクへの対応  Ⅲ 特別な事情への対応 第Ⅱ編 科学的コンプライアンス 第1章 総 論  Ⅰ 最近の不祥事件続発と対策  Ⅱ 最近の不祥事件に関するケーススタディ  Ⅲ 新しい原因と対策 第2章 科学的なコンプライアンス対策  Ⅰ 不正の原因の科学的分析  Ⅱ 個人的要因  Ⅲ 組織的・環境的要因  Ⅳ 科学的なコンプライアンス対策 第3章 コンプライアンス対策としての人工知能(AI)の利用可能性について  Ⅰ 問題意識  Ⅱ 人工知能(AI)とは  Ⅲ コンプライアンス対策としての人工知能(AI)の利用可能性  Ⅳ コンプライアンス対策としての人工知能(AI)活用の留意点  Ⅴ 経営陣の役割と責任 第4章 品質不正防止と品質管理  Ⅰ 背 景  Ⅱ 新たな品質管理方法による不正防止  Ⅲ 品質不正防止の方策 第Ⅲ編 コンプライアンス・内部統制の新しい潮流 第1章 コンプライアンスの新しい潮流  Ⅰ コンプライアンスの新しい潮流  Ⅱ 「上場会社における不祥事予防のプリンシプル」をもとにコンプライアンスの新しい潮流と企業の対応策を考える 第2章 内部通報制度の新しい潮流  Ⅰ 内部通報制度の現状と実務上の問題点  Ⅱ 内部通報制度の利用促進のための方策  Ⅲ 内部通報制度と司法取引(合意制度) 第3章 ESGの新しい潮流  Ⅰ ESGとは?  Ⅱ ESGの歴史  Ⅲ 日本におけるESG投資の本格的幕開け―GPIFによるPRI署名の影響  Ⅳ 日本におけるESGの考え方  Ⅴ ESG指数(ESG Index)―ESG投資の道標  Ⅵ GPIFの動きによる新たな刺激―ESG指数採用  Ⅶ 日本企業のESGへの取組み  Ⅷ ESG投資の本質1―ESGが広がった訳(目指すは社会的責任か、経済的収益か?)  Ⅸ ESG投資の本質2―非財務情報開示に見る日本企業の本気度  Ⅹ SDGsの登場  XI SDGsの目線  XII ダボス会議―座礁資産とダイベストメント  ⅩⅢ もう1つの流れ―京都議定書とパリ協定  ⅩⅣ ESGの本質3―これからの日本企業の課題(SDGsを通じて世界を先取りするチャレンジができるか?)  ⅩⅤ サステナビリティ経営(SDGsとビジネスの統合、SDGsがもたらす市場)  ⅩⅥ ESG関連情報開示(非財務情報)の重要性再認識  ⅩⅦ サステナビリティとサプライチェーン  ⅩⅧ サステナビリティと内部統制  ⅩⅨ ESGと内部統制の交錯  ⅩⅩ 企業の目指すべきESGの姿・SDGsへの取組み 事項索引 判例索引

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