詳細
契約実務に役立つ、民法を体系的に理解するための基本書の改訂版
契約実務を時系列的に並べ、その段階ごとに解説を加えることで、民法の横断的な理解を助ける。多くの企業法務担当者に好評を博した初版(2009年刊)を、民法の改正事項を中心に書き加えるとともに、全体を通じて、よりわかりやすくなるよう工夫した改訂版。
主要目次
第1章 企業法の体系と民法 Ⅰ 体系的に把握せよ Ⅱ 企業法の体系 Ⅲ 法律を網羅的に知る方法 Ⅳ 企業取引に関する法体系 Ⅴ 本書の構成(取引法の体系) 第2章 契約締結前の法律関係(信義誠実の原則の問題) Ⅰ イントロダクションと設問の考え方 Ⅱ なぜ契約を締結するのか Ⅲ 契約はいつ成立するのか Ⅳ 契約の準備段階の責任 Ⅴ 契約交渉段階での実務 Ⅵ 設問の考え方 第3章 契約の締結――意思表示と代理(民法総則の問題) Ⅰ イントロダクションと設問の考え方 Ⅱ 意思表示 Ⅲ 代 理 Ⅳ 設問の考え方 第4章 契約の解釈(契約総論の問題) Ⅰ イントロダクションと設問の考え方 Ⅱ 契約と法律・慣習の関係 Ⅲ 法律と契約の交錯 Ⅳ 契約書の条項が無効になる場合 Ⅴ 契約書の文言の解釈(信義則) Ⅵ 契約書の作り方 Ⅶ 設問の考え方 第5章 債権の効力と消滅(債権総論の問題) Ⅰ 債権の発生 Ⅱ 債権の本来的効力(債務不履行責任) Ⅲ 多数当事者の債権関係 Ⅳ 債権譲渡 Ⅴ 債権の対外的効力 Ⅵ 設問の考え方 第6章 取引の終了 Ⅰ イントロダクションと設問の考え方 Ⅱ 債権の消滅 Ⅲ 契約の終了 Ⅳ 設問の考え方 第7章 契約を巡る紛争解決(裁判と執行の問題) Ⅰ イントロダクションと設問の考え方 Ⅱ 紛争解決に関連する契約条項 Ⅲ ADR Ⅳ 裁判所の手続 Ⅴ 仮差押え Ⅵ 仮 処 分 Ⅶ 第7章のまとめ Ⅷ 設問についての考え方
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