AIの法律と論点


AIの法律と論点

福岡真之介


A5判並製/428頁
ISBN:978-4-7857-2610-2

定価:4,400円 (本体4,000円+税)

発売日: 2018年03月

詳細

AIによって生じる法律問題について、論点を整理して解説。 現在の法制度の下では、AIによって生じる法律問題をどのように解決すればよいのかについて不明確な点が多い。本書では、法的にどのような問題があるのかを整理した上で、どのように考えるべきかについて解説。また、法律は倫理問題と切り離せないため、倫理の問題についても一編を設けて解説。

主要目次

AIが技術面で進化していく中で、社会に普及していくためには、いくつか越えなければならないハードルがある。その一つが、法律面で生じる問題である。例えば、AIが事故を起こした場合、AIの開発者が全責任を負う法制度では、AIの開発はストップしてしまうだろう。他方で、開発者が全く責任を負わない法制度では、被害者は全く救済されず、社会においてAIに反対する風潮が高まるであろう。 このように、AI技術がどんなに進歩したとしても、AIが社会に普及していく上で、法律がボトルネックとなるおそれがある。現在の法制度の下では、AIによって生じる法律問題をどのように解決すればよいのかについて不明確な点が多い。法律が不明確だと、人々がどう行動すれば予測できないため、それもまた大きな問題である。 本書は、AIによって生じる法律問題について、そもそもどのような問題があるのかを整理した上で、どのように考えるべきかについて解説したものである。また、法律は倫理の問題と切り離せないため、倫理の問題についても一編を設けて解説している。 本書は、AIの法律について幅広くカバーしており、以下のとおり5つの編から構成されている。 第1編 AIの基礎知識 第2編 AIの法律〈基本編〉 第3編 AIの法律〈応用編〉 第4編 AIと倫理 第5編 AIと現行法の課題・未来の法制度への提言 <主要目次> 第1編 AIの基礎知識  第1章 本書の基本的考え方と構成  第2章 AIの基礎知識 第2編 AIの法律〈基本編〉  第1章 AIの知的財産権  第2章 AIに関する知識  第3章 AIが行った契約の効力  第4章 AIと刑事法 第3編 AIの法律〈応用編〉  第1章 AIのシステム開発  第2章 AIと個人情報・プライバシー  第3章 AIと競争法  第4章 AIと労働法  第5章 AIと金融法  第6章 AIと保険  第7章 AIとサイバーセキュリティ 第4編 AIと倫理  第1章 なぜ、AIと倫理なのか  第2章 AIと倫理の問題に対する取組み  第3章 AIに関する倫理的問題  第4章 社会に広く受け入れられるAIを目指して 第5編  AIと現行法の課題・未来の法制度への提言

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