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「標準」をめぐる議論のうち、「技術標準」が標準化機関や業界団体などにおいて企業等が人為的に策定普及することに伴って生じる法的諸問題を、主として独占禁止法を中心に検討。併せて、特許法などの知的財産法やライセンスにかかわる私法上の諸原理、国際条約についても論じる。
主要目次
「標準」をめぐる議論のうち、「技術標準」が標準化機関や業界団体などにおいて企業等が人為的に策定普及することに伴って生じる法的諸問題を、主として独占禁止法を中心に検討。併せて、特許法などの知的財産法やライセンスにかかわる私法上の諸原理、国際条約についても論じる。 〈主要目次〉 第1章 問題の所在 「標準」と「標準化活動」/ 標準化制度/独占禁止法〈概要〉 第2章 共同の標準化活動 問題の所在/独禁法による規制/強制規格の設定手続等の濫用について 第3章 必須特許とライセンス拒絶規制 「必須特許」をめぐって/日本法と必須特許/米国連邦法と必須特許/欧州競争法と必須特許 第4章 標準化機関の特許等取扱方針(特許ポリシー) 特許等取扱方針とは/特許等取扱方針と独禁法/特許等取扱方針違反と法/小 括 第5章 パテントプール パテントプールとは/パテントプールの競争への影響/日本・独禁法による規制/米国・反トラスト法による 規制/ 欧州・競争法による規制/検討と小括 事項索引