2015年法学検定試験問題集スタンダード〈中級〉コース(2015年3月刊)
■61頁・(法学一般 問題56)
誤:誤り。「実質的・非合理的裁判」の説明自体は適切だが,・・・・・・
正:誤り。「実質的・合理的裁判」の説明自体は適切だが,・・・・・・ 〔「非」を削除 〕
解答
誤:正解=3
正:正解=4
■414頁・(刑法 問題69)
解説1.を以下のように差し替えさせていただきます。
1.正しい。刑法134条1項の秘密漏示罪の主体は,「医師,薬剤師,医薬品販売業者,助産師,弁護士,公証人又はこれらの職にあった者」に限定列挙され,「鑑定人」は含まれていない。問題は,鑑定医が行う鑑定は「鑑定人の業務」か,「医師の業務」かにある。最決平24・2・13刑集66・4・405は,「医師が,医師としての知識・経験に基づく,診断を含む医学的判断を内容とする鑑定を命じられた場合には,その鑑定の実施は,医師がその業務として行うものといえるから,医師が当該鑑定を行う過程で知り得た人の秘密を正当な理由なく漏らす行為は,医師がその業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏示」したことになるとする。 |