企業法務に活きる　民法基礎理論セミナー　不法行為・不当利得・事務管理編

「不法行為」を中心に、その基本的な概念や重要な判例を再確認し、企業法務の死角となりがちな「不法行為・不当利得・事務管理」について、必要十分な全体像を解説。

粟田口太郎　弁護士（アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業）

●講師のプロフィール●

粟田口太郎（あわたぐち　たろう）弁護士（アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業）
1995年 早稲田大学法学部卒業。2002年 弁護士登録。アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業パートナー弁護士。武蔵野大学大学院法学研究科（ビジネス法務専攻）特任教授。早稲田大学大学院法務研究科非常勤講師。企業・金融・倒産法務に広く従事。

約３時間

2023年11月30日（木）14時～17時

株式会社商事法務　会議室（東京都中央区日本橋3-6-2　日本橋フロント３階）［MAP］

▶企業法務を担当される皆様は、ふだん、「契約」に基づく債権関係に注力されますが、民法上、債権の発生原因は、契約に限られておらず、「不法行為」・「不当利得」・「事務管理」もあります。
▶なかでも「不法行為」は、企業の責任、役員の責任、従業員の責任に直結しうる分野であり、今日では、コンプライアンス、コーポレートガバナンス、ESG・SDGs、ビジネスと人権などの視点をもふまえて、紛争解決のみならず、紛争予防の観点からも、基本的な理解を深めておくことが重要です。
▶そこで、本講座では、「不法行為」を中心に、その基本的な概念や重要な判例を再確認し、企業法務の死角となりがちな「不法行為・不当利得・事務管理」について、必要十分な全体像をお話しします。

I.    はじめに
　1.    企業法務における「不法行為」の重要性
　　(1)    加害者となるリスク－企業不祥事に直結
　　(2)    被害者となるリスク
　2.    現代的視点からのリスクのコントロールとマネジメント
　　(1) 「コンプライアンス」と不法行為
　　(2) 「コーポレートガバナンス」と不法行為
　　(3) 「SDGs・ESG、ビジネスと人権」と不法行為
Ⅱ.    不法行為
　1.    不法行為の全体像
　　(1)    民法上の不法行為
　　　①    一般不法行為（民法709条～713条）
　　　②    特殊不法行為（民法714条～719条）
　　　③    効果関連規定（民法720条～724条の2）
　　(2)    特別法上の不法行為
　　　①    製造物責任
　　　②    その他
　2.    契約責任と不法行為責任
　　(1)    両責任の異同
　　(2)    両責任の関係
　3.    企業責任
　　(1)    民法715条責任
　　(2)    民法709条責任
　　(3)    会社法350条責任
　　(4)    その他
　4.    会社法上の役員責任との関係
　　(1)    会社に対する取締役の責任（会社法423条）
　　(2)    第三者に対する取締役の責任（会社法429条）
　5.    不法行為訴訟の構造と攻撃防御方法
　　(1)    損害賠償請求
　　(2)    差止請求
　　(3)    その他
　6.    企業倒産における不法行為債権の取扱い
　7.    債権法改正の「不法行為」への影響
Ⅲ.    不当利得
　1.    不当利得の全体像
　2.    企業法務における「不当利得」の現れ方
　3.    不当利得返還請求訴訟の構造と攻撃防御方法
　4.    債権法改正の「不当利得」への影響
Ⅳ.    事務管理
　1.    事務管理の全体像
　2.    企業法務における「事務管理」の現れ方

■受講のお申込みを確認次第、折り返し請求書をご送付します。
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※本講は会場開催セミナーですが、業務都合等やむを得ない事情による欠席者のため、12月14日（木）より質疑応答部分を除いた本講の録画動画を配信します（当日出席者も復習として視聴可能）。
※また、本講の録画動画の視聴のみを希望する方に向けて、12月1日（金）からWEB受講受付けも開始しますので、当初より会場参加を予定しない方は同日以降にお申し込み下さい。

※会場での録音・撮影、パソコン・携帯電話の使用はご遠慮願います。
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33,000円 ( 30,000円+税 )

１名につき33,000円（受講料30,000円＋消費税等（税率10％）3,000円）
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