松嶋英機弁護士古稀記念論文集 時代をリードする再生論

松嶋英機弁護士古稀記念論文集 時代をリードする再生論

伊藤 眞・門口正人・園尾隆司・山本和彦 編

A5判上/520頁

ISBN:978-4-7857-2079-7

定価:6,600円 (本体6,000円+税)

発売日:2013/04

詳細
松嶋英機弁護士の古稀を祝して寄せられた珠玉の論文集。事業再生、会社再建の第一線で活躍する研究者・実務家が理論と実務に快刀をふるう。


〈主要目次〉

1 金融行政の視点でみる事業再生……五味 廣文
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ バブル生成期から崩壊期のリスク管理
 Ⅲ 政府の危機対応
 Ⅳ デフレ進行による不良債権問題の深刻化と金融行政
 Ⅴ 不良債権問題の正常化
 Ⅵ 結 語
2  我が国の地域金融機関の今後の課題──地域再生の視点から……池田 憲人
 Ⅰ 要点・問題意識
 Ⅱ クレジットポリシー・マニュアル
 Ⅲ 事業再生支援
 Ⅳ 地銀再生へ
3  事業再生と市場経済──市場経済メカニズムにおける再生型「整理」手法の積極的役割
   ……冨山 和彦・新國 信一・金子 素久
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 再生における公的機関の関与
 Ⅲ 具体的案件の検討
 Ⅳ 市場退出の適切な設計へ向けて
 Ⅴ むすび
4  融資取引における銀行取締役の善管注意義務……中原 利明
 Ⅰ 貸出4原則
 Ⅱ 経営判断の原則
 Ⅲ 拓銀事件の検討
5  事業再生・再建型手続をリードする若手弁護士への期待──債権者の立場から……花井 正志
 Ⅰ 松嶋先生に教えていただいたこと
 Ⅱ 再建型と清算型
 Ⅲ 事業再生をリードする弁護士に対する期待役割
 Ⅳ 事業再生をリードする弁護士に必要な知見
 Ⅴ 事業再生・会社再建を選択する基準の考え方
 Ⅵ 手続の選択と検討事項
 Ⅶ 取組体制
6  事業再生と雇用関係の調整──事業再生法理と労働法理との調和を求めて……伊藤  眞
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 管財人等の使用者性
 Ⅲ 管財人等についての不当労働行為の判断基準
 Ⅳ 労働条件の変更
 Ⅴ 整理解雇の4要件または4要素の事業再生手続への適用
7  再生手続における担保権の処遇──裁判実務の観点からみた立法への提言……園尾 隆司
 Ⅰ 担保権の処遇に関する法改正における4つの論点
 Ⅱ 第1の論点(再生計画による担保権の権利変更の要否)について
 Ⅲ 第2の論点(動産・債権担保権の中止・消滅規律創設の要否)について
 Ⅳ 第3の論点(再生・破産両手続のツール統合の要否)について
 Ⅴ 第4の論点(現行の仕組みの手直し)について
8  再生事件における適正な手続進行を確保するための工夫……鹿子木 康
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 東京地裁における再生手続運用上の留意点
 Ⅲ 適正な手続進行を確保するための工夫
 Ⅳ おわりに
9  再建型倒産手続における債権者の地位……永井 和明・門口 正人
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 現代の法的再建型倒産処理の状況
 Ⅲ 再建型倒産手続における債権者の権利
 Ⅳ 債権者の権利行使の実態
 Ⅴ 債権者委員会・更生債権者委員会等
 Ⅵ 手続的正義──情報開示
 Ⅶ 再建型倒産手続における債権者優位
 Ⅷ 手続的正義──手続の迅速性及び安価性との関係
 Ⅸ 総 括
10 会社更生手続における法律家管財人の使命と役割……腰塚 和男
 Ⅰ はじめに──法律家管財人とは
 Ⅱ 管財人の制度とその運用実務について
 Ⅲ 法律家管財人の使命等について
 Ⅳ 法律家管財人の仕事と役割──具体例に即して
 Ⅴ おわりに
11 事業再生ADRから会社更生手続に移行した場合の諸問題……難波 孝一
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 商取引債権の保護の在り方
 Ⅲ プレDIPファイナンスの取扱い
 Ⅳ ファイナンス・リース債権の取扱い
 Ⅴ 登記留保された担保権の取扱い
 Ⅵ 事業再生ADRで行われたことの会社更生手続での活用
 Ⅶ 最後に
12 事業再生ADRと法的倒産手続との連続性の確保について……山本 和彦
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 事業再生ADRと法的手続の連続性確保の必要
 Ⅲ 総論的検討──基本的考え方
 Ⅳ 各論的検討
 Ⅴ おわりに
13 整理屋の時代と弁護士の倒産実務──事業再生に活躍する弁護士の礎のために……田原 睦夫
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 整理屋の跋扈の時代
 Ⅲ 破産管財業務の正常化(整理屋の活動停止)
 Ⅳ おわりに
14 中小企業における私的整理手続の現状と課題……藤原 敬三
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 再生支援協議会スキーム創設の歴史
 Ⅲ 私的整理ガイドラインの特徴
 Ⅳ 再生支援協議会スキームの変容
 Ⅴ 中小企業版私的整理ガイドライン創設の必要性
 Ⅵ 中小企業版私的整理ガイドライン(私案)
 Ⅶ 最後に
15 中小企業の早期事業再生──その夢のなか……中井 康之
 Ⅰ 個人保証
 Ⅱ 経営者保証
 Ⅲ 情報開示
 Ⅳ 相談相手
 Ⅴ 経営責任
16 物語としての事業再生──東日本大震災後の再生論……玉井 豊文
 Ⅰ 日本人の断面図
 Ⅱ 苦難と復活の物語──柳田國男「青ヶ島還往記」より
17 時代の変化に伴う再建計画の類型……柴原  多
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 長期分割弁済型・第二会社方式による計画案
 Ⅲ 早期弁済が求められる計画案の登場
 Ⅳ 変動型弁済計画案等の登場
 Ⅴ 近時の大型事件の処理方法
 Ⅵ おわりに
18 非営利法人再生論──今後の議論の捨石として……濱田 芳貴
 Ⅰ 非営利法人と事業再生の交点
 Ⅱ 非営利法人の事業構造
 Ⅲ 非営利法人にかかる事業再生の技法と限界
19 事業再生の変遷とこれからの立法的・実務的課題──我が師匠 松嶋英機先生の古稀に捧ぐ……南  賢一
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 事業再生を取り巻く法と実務の変遷
 Ⅲ 今日の日本経済を取り巻く環境と事業再生の方向性
 Ⅳ 今後の事業再生の立法的・実務的課題
 Ⅴ 最後に
20 会社更生手続と株主配分──上場会社の事例を中心として……横瀬 元治
 Ⅰ 継続企業の前提に関する注記
 Ⅱ 上場会社の会社更生手続と株主権に関する情報開示(ディスクロージャー)
 Ⅲ 最近の上場会社の会社更生手続と株主持分
21 事業再生と税制……中村 慈美
 Ⅰ 法的整理等と貸倒損失
 Ⅱ 貸倒引当金と法律上の貸倒れとの連携等
 Ⅲ 子会社等の再建(私的整理)における支援措置
 Ⅳ DES(デット・エクイティ・スワップ)の影響
 Ⅴ 保証人問題への対応等
 Ⅵ 欠損金の繰戻し還付請求(急激な業績悪化への対応)
 Ⅶ 第二会社方式の選択と移転コスト
 Ⅷ 清算法人の株主における投資損失
22 純粋私的再建手続の準則の策定の必要性とその提言──「私的整理ガイドライン」の再構築……綾  克己
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 私的再建手続とは
 Ⅲ 倒産処理制度の基本的価値
 Ⅳ 「私的整理ガイドライン」の制定と私的再建手続の制度化の試み
 Ⅴ その後の私的再建手続の制度化の試み
 Ⅵ 私的再建手続の制度化の試みとその評価
 Ⅶ 私的再建手続一般に適用される準則の必要性1
 Ⅷ 「私的整理ガイドライン」の再構築についての提言
 Ⅸ おわりに

〈対談〉松嶋弁護士と銀行会長、事業再生を語る
     永田 文治/松嶋 英機/(聞き手)松澤 三男
 永田会長と松嶋弁護士の出会い──照国郵船の会社更生事件
 永田会長と鹿児島銀行
 奄美大島での経験
 本店での活躍
 倒産を手がけるということ
 松嶋先生の「原点」
 安楽酒造の会社整理事件
 法律のことだけでは事業再生はできない
 城山観光ホテルのこと
 これからの地域金融機関の役割──アグリクラスター構想
 おわりに

松嶋英機略歴

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